スマートフォン依存がカップルの関係に及ぼす影響—「ファビング」の心理学とは?

恋愛、結婚

スマートフォンが私たちの生活に不可欠なものとなるにつれて、新たな問題も生まれています。その一つが「ファビング(phubbing)」です。これは「phone(携帯電話)」と「snubbing(冷たくあしらう)」を組み合わせた造語で、パートナーが一緒にいるときにスマートフォンばかりに気を取られ、無視される行為を指します。最近の研究が、このファビングがカップルの関係にどのように影響するか、そして特定の心理的傾向を持つ人々が特に強く反応することを示しています。

研究の主な内容

この研究は、ロマンチックな関係にある196人の成人を対象に、10日間にわたるオンライン日記形式の調査で実施されました。参加者は、毎日のファビング体験や、それに対する感情的・行動的反応、さらに自身の「愛着スタイル」(不安型または回避型)について報告しました。

愛着スタイルがファビングへの反応を左右する

研究結果は、個人の愛着スタイルがファビングに対する反応に大きく影響することを明らかにしました。

  • 不安型愛着の人々は特に強く反応

    愛着不安が高い人々(パートナーとの関係に不安や心配を感じやすいタイプ)は、ファビングを経験すると、より強いネガティブな感情を抱くことがわかりました。具体的には、自尊心の低下や抑うつ感の増加が報告されました。彼らはまた、パートナーから無視されたと感じたときに、報復として自分自身もスマートフォンを使用し、SNSなどでサポートや承認を求める傾向がありました。

  • 回避型愛着の人々の意外な反応

    通常、感情的な距離を好むとされる愛着回避が高い人々も、ファビングを経験すると、ある意味でパートナーに報復する行動をとることが示唆されました。彼らは直接的な衝突は避けるものの、間接的にスマートフォンを通じて承認を求めるなど、同様の行為に走ることが明らかになりました。

結論:ファビングがもたらす悪循環

ファビングは、すべてのカップルにおいて関係満足度を低下させ、怒りを引き起こす可能性があります。特に愛着不安が高い人々は、ファビングに敏感に反応し、その報復として自分もスマートフォンに没頭することで、パートナー間のネガティブなやり取りの悪循環を生み出すことが示唆されました。この研究は、ファビングが単なるマナーの問題ではなく、カップルの心理的なつながりを深く傷つける可能性があることを示しています。

引用元:https://www.psypost.org/study-links-phubbing-sensitivity-to-attachment-patterns-in-romantic-couples/

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